また、ジャニーズ枠が空いたところに、ソロ歌手としてNHKや民放各局で番組出演を増やしている元SMAPの香取慎吾や、滝沢秀明氏の新事務所「TOBE」所属の7人組「IMP.」など“辞めジャニ”を出場させ、NHKが「ジャニーズ忖度なし」をアピールするのではとの予測もあるようだ。

 もうひとつ、ファンにとって気がかりなのが大みそかに東京ドームで毎年開催され、フジテレビ系で生中継される年越しコンサート「ジャニーズカウントダウン(通称カウコン)」の行方だ。「今年はカウコンが開催できないのでは」といった声があり、不安に思っているファンが少なくない。

 会場については、12月24日~26日に予定されているSexy Zoneのコンサートについて東京ドームの運営会社が「当社から契約解除を求める方針はない」とコメントしており、「カウコン」を開催するとなれば同様にドーム側から断られることはないとみられる。そのため、業界内では「支えてくれているファンのためにもカウコンは開催するだろう」との見方が強いが、フジテレビ系での生中継に関しては「今後のジャニーズの動き次第で、微妙な状況。ネット配信に切り替える可能性もある」との意見があるようだ。

 『紅白』にしても、「カウコン」にしても、少なくとも「今までどおり」とはいかないだろう。そうした年末の異変が芸能界における「ジャニーズ忖度」の終焉を象徴する出来事になるのか、今後も注目したい。