入浴前後の水分補給にはミネラル入りむぎ茶を!
上記の3つの入浴リスクを回避するために大切なのが、水分補給です。より健康に効果的な飲料として、ミネラル入りむぎ茶で水分・ミネラル補給することを推奨しています。
その理由として、ミネラル入りのむぎ茶は無糖で、カロリーやカフェインもゼロのため毎日健康的に飲用できることがあげられます。
さらに血流改善効果や血圧低下作用などの効果が研究で報告されています。そのため、入浴前後やヒートショックに注意が必要な高血圧の方は習慣的に飲用すると良いでしょう。
ミネラル入りむぎ茶の「血圧低下作用」
成人男女32名を被験者として、年齢、および収縮期血圧の平均がほぼ等しくなるよう、2つのグループに分けてミネラル入りとミネラル無しの麦茶各500mlを6ヶ月間(初夏~初冬)継続飲用させる実験がありました。
ミネラル入り麦茶の継続飲用では収縮期血圧、および拡張期血圧ともに下がる傾向が認められ、ミネラルを加えていない麦茶では認めらないという結果となりました。
「海洋深層水ミネラルを含む麦茶飲料の継続飲用がヒト循環器指標に及ぼす影響」より
※株式会社伊藤園、赤穂化成株式会社及びノザキクリニックの共同研究
ミネラル入りむぎ茶の「血流改善効果」
健常な男性22~23名にミネラル入りむぎ茶と2種類の一般的なむぎ茶を飲んだ後に、一定量の血液が流れる時間を測定すると、ミネラル入りむぎ茶が最も血液流動性が高い結果となりました。
以上のことから、ミネラル入りむぎ茶はノンカフェインでヘルシーなだけでなく、ヒートショック、心筋梗塞や脳梗塞のリスクも軽減してくれる飲み物であることがわかります。
入浴前後には、ミネラル入りむぎ茶で水分補給をする習慣を身に付けてみませんか?
意外と知らない間違いだらけの入浴法!それでは意味がない?
ここからは意外と知られていない間違ったお風呂の入り方についてご紹介していきます。ご自身の入浴方法を照らし合わせてチェックしてみてくださいね。
「42℃を超えるお湯」は危険!
42℃を超えるお湯に浸かると交感神経の働きが活発になり、興奮状態となることで血圧が上昇します。また、血液の粘度が上がるため、血栓ができやすくなるなどヒートショックを起こしてしまう危険性も。
40℃程度のぬるめの温度は副交感神経が刺激され、血圧が下がり、心身ともにリラックスさせる効果があります。
「長風呂」は危険!
40℃の温度で10分を超える入浴は体温が上がりすぎ、冬でも浴室熱中症になる危険があります。
「ダイエットのために“お風呂で汗をかく”」は意味がない!
熱いお風呂に浸かって汗をだらだらと流すと、かなりのダイエット効果があるように思うかもしれません。
しかし、運動のときは自分の脂肪を燃焼させて体を動かし、結果として体温が上がり汗をかくのに対し、お風呂の場合、脂肪を燃焼させているわけではなく、お湯から熱を受け取って体温が上がり汗をかきます。
運動とは汗の出る仕組みが違うので、お風呂で汗をかいてもダイエット効果はあまりありません。
「半身浴」は意味がない!全身浴で「むくみ」解消!
全身浴の方が体が温まり、血流が良くなるので、冷えの改善に効果的です。また、お湯の量が多く深ければ、その分水圧が強くなることから、全身浴は下半身により大きい水圧がかかるため、足のむくみの解消などにも大きな効果があります。
肩こりなどの痛みにも、半身浴より全身浴のほうが効果的という研究結果もあります。
※心臓や肺に疾患がある方には、水圧がかからず体温が上がりすぎない半身浴がオススメとなります。
「一番風呂」は肌によくない!
日本の水道水はミネラルが少なく薄い「軟水」のため、特に一番風呂はミネラル分が少なく薄くなります。また、水道水には基準で決められた一定の塩素が含まれています。
一方、人間の体には細胞や血液といった体液中に、たんぱく質や様々なミネラル分などの成分が含まれています。その割合は日本の水道水と比べるとずっと濃くなっているのです。
体の内側と、お風呂のお湯のミネラルの濃度の違いや、含まれる塩素が、皮膚にぴりぴり感や違和感といった刺激をもたらすと考えられています。 解決策として、入浴剤やレモン果汁をお風呂に入れることが挙げられます。