毎日の入浴で「要介護リスク」が29%減!

最新医学が明かす「入浴の7大健康効果」!冬の入浴3大健康リスクとは?
(画像=『Lovely』より引用)

「長寿大国」として広く知られている日本ですが、その寿命の底上げには「日本の入浴文化」が一役買っているという研究結果も近年報告されるようになってきました。

早坂信哉先生と千葉大の共同の研究において、1万4000人弱の高齢者を調査したところ、毎日湯船で入浴している人は3年後に要介護になるリスクが29%も低かったことがわかりました。

そうした研究結果から、「高齢者の入浴は事故や病気などに十分に注意することを前提に、介護予防対策としてより活用していくべきだ」といった提言を発表しています。

最新医学が明かす「入浴の7大健康効果」!冬の入浴3大健康リスクとは?
(画像=『Lovely』より引用)

入浴と要介護リスクの関係について、入浴により血の巡りが良くなったり、リラックスしてうつ状態になることを防ぐなど入浴による影響が認知機能の低下を防いだりすることで、要介護の確率を下げているのではないかと考えられています。

冬の入浴3大健康リスク!入浴に潜む危険とは?

最新医学が明かす「入浴の7大健康効果」!冬の入浴3大健康リスクとは?
(画像=『Lovely』より引用)

入浴時の3大健康リスクとしては「心筋梗塞や脳梗塞」「浴室熱中症」「ヒートショック」があります。ここからはその症状や原因について詳しく解説していきます。

①浴室熱中症

冬に起こしやすい「かくれ脱水」。その状態のままお風呂に浸かることでと「浴室熱中症」を引き起こすリスクがあります。体内の水分が不足しているため血液がドロドロになり、入浴で上昇した体内の熱を放出できないためです。

②ヒートショック

浴室と浴室外での気温差が大きく急激な温度変化によって血圧が大きく変動する「ヒートショック」。冬の入浴では、特に注意が必要となります。

「浴室熱中症」と、「ヒートショック」は最悪の場合は死に至る危険性を含むため、冬場の入浴には注意が必要となります。実際に、この浴室熱中症とヒートショックにより交通事故死の約3倍にあたる19,000人の方が年間亡くなっています。

最新医学が明かす「入浴の7大健康効果」!冬の入浴3大健康リスクとは?
(画像=『Lovely』より引用)

③心筋梗塞や脳梗塞

体内の水分が不足し、血液がドロドロになった状態になると、血栓ができてしまい、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが上がってしまいます。