今回の脚本は、90年代から業界に身を置くフジテレビの鈴木吉弘プロデューサーが「烏丸マル太」名義で自ら書き下ろし。今年2月には最終回の台本まで完成していたと鈴木プロデューサーがクランクイン直後の6月5日時点で明かしていることもあり、ネットでは未来を予見していた“予言ドラマ”とのコメントも飛び出している。
「このドラマはもともとは鈴木京香が主演予定で、体調不良により降板。急きょ若村麻由美が代役を務めることになりました。主演が変更になったということで、『物語全体については全く変わっていません』というものの、脚本は書き直されています。若村は今期、レギュラーの『科捜研の女 season23』(テレビ朝日系)に加え、『初恋、ざらり』(テレビ東京系)にも出演と大忙し。『初恋、ざらり』は7月7日の放送前に撮影終了していたとはいえ、『科捜研の女』もあって常に掛け持ち状態での撮影に。『すばせか』が第9話で最終回、次週は特別編と、通常の木曜劇場よりも話数が少なかったのもスケジュールの都合だったようですから、話数縮小に合わせて終盤の展開はある程度書き直されているはず。主演交代が決まったのは、ジュリー前社長のコメント動画公開後のことですから、ジャニーズ問題を意識して内容を“調整”した可能性もゼロではないでしょう」(前出・テレビ誌記者)
最終話、木村佳乃演じる莉湖は「失敗したら、またやり直せばいいんでしょ?」と妙子の言葉を引用して笑っていたが、妻が芸能事務所の二代目社長を演じたこのドラマを、はたしてジャニーズ事務所の新社長である東山紀之は観ただろうか。