「沖野島の関与が隠ぺいされた6年前の事件の真相を告発するため、妙子が絹代になりすまして生放送の番組に出演して暴露するという展開で、本物の絹代の協力も得た妙子は、芸能界を“素晴らしき世界”に変えるための“提言”を行うことに。そこで、問題があることに気づいているのに黙り込んで見て見ぬふりをする問題について語る際、『私たち一人一人の個人と世界との間にある、得体の知れない何か』『そういう得体の知れないものに気を取られて、若い人たちがこの世界の本当の姿を見ることができなくなっているとしたら、それは不幸なこと』『そういうよく分からない何かに自分を合わせていく必要なんてないんです』というセリフが飛び出したのです。奇しくも、7日のジャニーズ事務所の会見で井ノ原快彦が、ジャニー氏の性加害問題について『得体の知れない、それには触れてはいけない空気はありました』と言及したばかり。これには『得体の知れない何かってイノッチも同じようなこと言ってなかった?』『ジャニーズの騒動を見てから脚本変えたんじゃないかと思うくらい際どい内容』『タイムリーすぎる』『さすがに会見前に撮影終わってるよね? どういうこと…』などと視聴者がざわつきました」(同前)
ドラマではこの妙子の告発が成功し、6年前の事件が再捜査されることに。プロダクション曼珠沙華は、副社長ら問題の幹部は退任。顧問弁護士が一新される形で、莉湖は社長として事務所の建て直しに奔走する……という結末となった。
「副社長がひっそりと事務所を去り、“社長交代”こそなかったものの二代目女社長が“留任”するというあたりも、白波瀬傑副社長が会見前の5日付で副社長を退任していたことが発表されたり、藤島ジュリー景子氏が社長を退任するも株式100%保持で代表取締役として残るジャニーズを思わせましたね。一方、ドラマでは木村佳乃演じる莉湖は社員に向け、『私はこれまで、この会社の未来のためにやるべきことをしてこなかったことを心から反省しています』と謝罪。絹代になりすました妙子の生放送“演説”と合わせ、ネットでは『ジャニーズ聞いてるか?』『ヒガシ、このドラマ見るといいよ』といったコメントが相次ぐことに」(同前)