芸能界に混乱を生んでいるジャニーズ事務所の性加害問題だが、テレビ各局も対応に追われている。これまで問題を放置してきたテレビ局は、一斉にジャニーズ事務所に対する報道を開始した。

「ニュース番組でジャニー喜多川氏の悪行を報道する中で、各テレビ局は自社の報道姿勢について反省を述べている。9月9日には『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)で安住紳一郎アナがマスコミの責任について言及。ただ、TBSが性加害問題をこれまで報じなかったことについて、『芸能ニュースのひとつだろうと考えた』『事の重大さをわかっていなかった』と歯切れが悪いものだった。忖度も認めていますが、放送局が性加害を知っていてあえてスルーしていたのは周知の事実で、視聴者は呆れているのが現状です」(スポーツ紙記者)

 大手企業はジャニーズタレントに対する広告契約の見直しをはじめているが、テレビ局は今後も番組での起用を早々に公表。これまでと変わらずに、バラエティ番組やドラマでジャニーズタレントを起用するつもりでいる。