「読書の秋」はデジタルデトックスで気分転換はいかがですか?携帯の画面でも最近は、本を読める時代になりましたが、実際手に本をもって読んでみる時間も作ってみるのも、心の栄養になるかもしれません♡本を読みなれていない人も、短編小説なら気軽に読めるはずですよ!ぜひ参考にしてみてくださいね。

プレ花嫁のみなさま、こんにちは!

神奈川県のご当地ライターのゆいまるです♡

「読書の秋」はデジタルデトックスで気分転換はいかがですか?

今回は、気軽に読める短編小説をご紹介していきたいと思います◎

デジタルデトックスとは?

現代人の生活において、スマートフォンやパソコンをはじめとしたデジタル機器は欠かせないモノになっていると思います。

デジタルデトックスとは、一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことでストレスを軽減し、現実世界でのコミュニケーションや、自然とのつながりにフォーカスする取り組みを言います。

デジタル機器から離れて、自然環境とのふれあいなど、デジタル以外の物事に目を向けさせるのが目的ですが、ここでは、ネットを断っての、“本”を読んでのデジタルデトックスのための、気軽に読める短編小説のご紹介をしていきたいと思います◎

シャイロックの子供たち(池井戸潤/文藝春秋)

『DRESSY』より引用
(画像=twitter,『DRESSY』より引用)

人気ドラマ「半沢直樹」原作小説である、『オレたちバブル入行組』の池井戸 潤が描く、銀行を舞台にした作品です!

とあるメガバンクの一支店に勤務する10人の銀行員をそれぞれ主人公とした短編集かと思いきや、全然そんな甘いものではありません。

上層部の勝手で非現実的な目標設定、低価値な商品の販売ノルマ、競合他社のなりふり構わない営業、足元をみて天秤にかけるクライアント等々。

銀行員でなくともサラリーマンなら嫌というほど共感できる日常が舞台となっており、ウラではとんでも無いミステリーが進行していく様子に注目です。

元バンカーである著者により、銀行内部の葛藤がリアルに描かれていて、まるでノンフィクションを読んでいるかのようです。

大事なことほど小声でささやく(森沢明夫/幻冬舎)

スナックを営むゴンママのもとに集う、悩みを抱えた人々の物語を描いた連作短編小説です。

『虹の岬の喫茶店』『夏美のホタル』など、多数の映画化作品を生み出す作家・森沢明夫の人気作品となっており、2022年に映画化されています!

身長2m超のマッチョなオカマ・ゴンママこと権田鉄雄。

昼間はジムで身体を鍛え、夜は駅前の寂れた通りにあるスナック「ひばり」を営んでいて、そこに集うのは、同じジムで出会った金髪モヒカンの歯科医師や謎のセクシー美女など、人知れず心に傷を抱えている人々でした。

皆のよき相談相手となっているゴンママは、悩みに合わせた特別なカクテルを提供していて、励ましの言葉をかけることも忘れません。

そして、いつも陽気な彼もまた、人知れず悩みを抱え、独りで生きる不安に襲われていたのです…。

ゴンママがささやく言葉に、ジム仲間たちが救われていき、読み終わったあとには心がほっこりしたり前向きな気持ちになります。

笑えて感動できるヒューマンドラマを読みたい方におすすめです◎