──アイドルグループのほかには、YouTuberのみきおださん、おたひかさんが発足したアイドルグループオーディションにも歌唱指導として参加されてましたよね。
純子:それも人のご縁が繋がっていただいた仕事です。もともと他のアイドルグループがオーディション合宿する機会があって、東京の歌唱指導者が参加する予定やったのが、急に参加できやんようになって私に話が回ってきたんですよ。バリバリの関西弁で歌唱指導する私のやり方を面白がってくれる人がいて、そこからOdAkEiアイドルプロジェクトのお話をいただいたのがスタートですね。
出演後は大阪の街を歩いてると「純子先生ですか?」って声をかけられることが増えたり、他のアイドルグループの運営さんにも「オーディション合宿の動画見ましたよ」ってよく言われたりしました。そのたびに「100万人越えYouTuberってテレビやメディアに引けを取らない知名度を持ってるんやなぁ」と痛感してます。
──ありがとうございます。ではさっそく本題に入りますね。教え子たちの現場にも実際に足を運ばれているとのことですが、純子さんから見てこのところの関西のアイドルシーンは盛り上がっていますか? それとも落ち着いていますか?
純子:大阪という土地で歌唱指導をしてるからこそ思うのは、関西のアイドルのムーブメントはけして落ち着いてないということです。ようやくマスクの着用規制がなくなって、モッシュやサーフも解禁されて2カ月が経ちますけど、ますます盛り上がりをみせてきてるんじゃないですかね。関西の現場はジャンルにもよりますが、運営さんの配慮、セキュリティさんの手腕のお陰もありモッシュでぶつかっても「ごめんな」「ええよ」で現状復帰される場をよく見るので優しい世界やなぁと改めて思ったところです。