──チーム全体が“負けず嫌い”ならものすごいパワーが生まれそうですね。
純子:アイドルってアイドル本人だけじゃ成り立たないものだと常々感じます。マネージャーなら売り出し方、アイドルやタレント本人なら自分の魅せ方やブランディング、私の場合は他に負けない歌い方…みたいに、それぞれ負けず嫌いが発揮ができれば、アイドル本人も運営も指導者もみんな同じ方向を見て取り組むことができると思いますし、そこに少しの運の入ることでバズも引き起こせるんじゃないですかね。
──一つのアイドルグループに関わるすべての人が、同じ方向を見て行動するって素敵ですね。
純子:逆に少しでもズレがあると足並みが揃わず、上手くいかないんやと思います。何がどこでバズるかわからないからこそ、チーム全体が足並みを揃えて、散弾銃のようにターゲットを広くアプローチしていくのが大切なんじゃないですかね。少なくとも私が歌唱指導しているアイドルグループや運営さん方はみんな同じ方向を見つめて活動している人たちばかりですし、私の指導の仕方は癖があると思いますけど「この指導やめてください」みたいに言われたこともないです。
“同じ方向を見ている”という共通認識があるから、自由にやらせてくれてるんやと思います。その方が結果も残せるし、そのためにこっちも全力で向き合えるんで。
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