◆「売れた実感」はいまだにない

山崎育三郎
 ドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』(テレビ朝日系)では、発達障害を抱える児童精神科医を演じて大きな話題を呼びました。自身が出演したドラマは欠かさずチェックしているそうです。

「テレビのお仕事だと、自分が出たドラマは観ます。ただ、バラエティは観られないこともあるかな。単純にあとで『そういえば出てたな』って気づくことが多くなってきたというか。出始めのころは観てたんですけど、最近は観れないことも多い。だけど、ハードディスクに『山崎育三郎』と入れているので、僕関連の作品はどんどん録画されていきますね」

 しかし、「いまだに売れた実感はない」と山崎さんは明かします。

「『どういうときに売れたと感じますか?』ってよく聞かれるんですけど、自分じゃ実感ないんですよ。コロナの時代に入っちゃったから、みんなマスクしてて気づかれないし。ただ、周りから連絡がこなくなったかな。2015年の『下町ロケット』(TBS系)でドラマに出始めたころは、放送されるたびに『観たよ』とか『すごい』といった連絡があったんですけど、今は誰からもこない。

 もう僕がテレビに出るのはなんでもないことになったということだと思うんですけど、それってもう認知していただけてるってこととイコールなのかなって。だから、『観たよ! 出てたね』とか言われなくなった瞬間からですかね」