◆ミュージカルで活躍する人の特徴とは? ミュージカルには「歌」「芝居」「ダンス」が欠かせません。ミュージカル俳優として培った技術がエンターテインメントの枠を超えた現在の活動に繋がっているといいます。
「インタビューとかでよく『どうしたらミュージカルで活躍できますか?』って聞かれるんですけど、最初に思い浮かぶのは、運が良かっただけ。本当にそう思っています。ただ、それだけじゃなくて、歌とお芝居とダンスができなきゃいけない。この3つは急にできるようになるものじゃなくてトレーニングが必要だから。
自分の場合は子どものころから毎日レッスンをやっていて、練習をしなかった日はなかったんです。ピアノを始めてからは、学校にこもって何時間も毎日練習していたから、やっぱりそういう技術を磨く時間を持たないとミュージカルはできません。
だから、ミュージカル俳優はアスリートのようにストイックな人が多いですね。でも、その3つをちゃんと練習しておいたことで、僕の場合は今、ミュージカルの歌の部分だけで歌手としてコンサートをやらせてもらったり、芝居のところだけでドラマに出たり、いろんなジャンルの仕事にチャレンジできてる。なので、ミュージカルを目指すことで、エンターテインメントのいろんなジャンルで輝ける可能性が開かれると思うんです。
あと、人生の経験がお芝居に滲み出てくると思うのでミュージカル俳優になるなら経験豊富なほうがいいですよね。役者って『なんでこの人はこうなったのか』って深いところから掘り下げていくので、人間観察をするとか、想像力を膨らませていく作業も大事なんです」
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