「世界一美しい」と評判のスタバあり、運河が流れ、野鳥が飛び交い美術館や駅も近い。こんな申し分のない憩いスポットが富岩運河環水公園。日中でも夜でも時間帯を選ばず、いつでも魅力的な公園の楽しみ方をご紹介します。
富岩運河環水公園とは?
富山駅より徒歩約10分の場所にある富岩運河(ふがんうんが)環水公園は、富山市のシンボルゾーンで、緑にあふれ、運河が流れる水辺空間になっています。運河の両岸には、遊歩道や芝生のスロープが配置され、散策路も整備されています。
公園のシンボル天門橋で愛の告白
公園に入ると真っ先に目に飛び込んでくるのが、運河に架かる天門橋(てんもんきょう)。橋の長さは58m、両塔の高さは20.4mです。展望塔からは環水公園が見渡せるのはもちろん、晴れていれば立山連峰も一望できます。
両展望塔間には、運命の赤い糸ならぬ、赤い糸電話が設置されており、愛の告白スポットなのだそう。夜には、赤いライティングが輝いています。橋の下部には、天使の羽のウォールアートが描かれているので、記念写真を忘れずに。
野鳥の楽園あいの島でバードウォッチング
正面から天門橋を見て、右側の土地は人工的に作られた島です。島には、入り江などが配置され、野鳥をはじめ水生生物にやさしい環境が整えられています。広い視野で野鳥ウオッチングができるようにと、扇型の観察舎に双眼鏡まで設置されています。
泉と滝の広場で癒される
公園正面入り口にある円形スペースが泉と滝の広場。川の最上流部をイメージする滝と、湧水をイメージする水盤があり、20分ごとに3.7mの高さから水のカーテンが流れます。日没からは滝の運転に合わせて、ライトアップファンタジーが毎日開催されます。クリスマスシーズンには、スペシャルイルミが楽しめるそうです。
水上ラインで運河クルーズ
富岩水上ラインには、以下の4つのコースが設けられています。岩瀬エリアには、北前船の廻船問屋や土蔵群などが残るレトロな町並み散歩ができます。
B:岩瀬 → 環水公園(約70分)
C:環水公園 ⇔ 中島閘門(閘門操作室見学付き 約70分)
D:環水公園内のクルーズ
中島閘門(こうもん)とは、上流側と下流側の2.5mの水位差を調節する、いわゆる水のエレベーターでパナマ運河方式の閘門となっています。
公園内を徒歩で散策するのとは違った景色も見られますし、AとBのコースには、路面電車の片道チケットもついてくるので、水上ラインと路面電車を利用しての移動も楽しいと思います。