ところで、文春が連続して追及してきた木原誠二官房副長官の妻の「元夫殺人疑惑」は、少し手詰まりなのか、新しい視点での追及が2週ばかりないのが寂しい。今週は、実名告白した元警視庁捜査一課の佐藤誠警部補に対して、職務上知り得た秘密を漏らしたとして、警視庁が地方公務員法違反で立件しようとしていると報じている。佐藤元警部補の周辺を見回ったり、通話記録をチェックしたりして、共犯者を探しているという。

 これは、藤山智将捜査二課長が捜査の指揮をとっているそうだ。ここには書いていないが、文春の編集長や編集部員も行動確認の対象に入っているはずだ。いよいよ、警視庁上げての本格的な文春狩りが始まったようだが、こんなことで驚く文春ではないはずだ。これからどんな展開になるのか、楽しみだが、新聞、テレビはいまだに何も報じないが、これは対岸の火事ではない。

 言論、表現の自由を大切に思うなら、文春擁護に動くべきだが、警視庁や警察庁に歯向かうような志と度胸を持った記者などいないのだろうな。それが今のメディアが抱える一番の問題だと思う。

 

 お次は、なんだかんだといっても気になる女性なんだな、沢尻エリカは。今週はFLASHとFRIDAYも追いかけているが、FLASHのほうが早いのでそちらを紹介しよう。以下はsmartFLASH(08.26 06:00)からの引用。

――本誌が掴んだ沢尻エリカの新恋人は、人気眼鏡店を営むA氏。180センチはあろう長身とロングヘアは、かつて報じられた “クワマン(桑野信義)似” というより、むしろ現在の長瀬智也もかくやというイケメンだ。

 8月22日、店を閉めたA氏が向かった先は、都内にある沢尻のマンション。慣れた様子で居住者用スペースに車を停め、沢尻の部屋へと帰宅したA氏は、24日正午までの約36時間、部屋から出てくることはなかった。そして、24日も店に出勤した後、帰宅したのは沢尻宅だった。

 8月25日、店から出てきたA氏を直撃した。当初は口が重かったA氏だが、猛暑のなかで取材に応じてくれた。ジョークを交えながら答えるA氏だが、30分にわたる直撃取材の最後に、沢尻への思いがあふれた。

「エリカは、だいぶ変化したと思います。過去に大きなこともあって、それからいろいろ自分のなかで気づいたことがあったと思います。彼女のまわりにいる人たちに聞く彼女の過去の一面と、俺が知っている現在の彼女との違いってのは、すごいありますね」

“大きなこと”とは、もちろん2019年に彼女が逮捕された麻薬所持事件のことだろう。だが、沢尻は変わった――。新恋人はそう話すのだ。そして、記者の目を見据えてこう語った。

「俺にとっては、ピュアで純粋な、ちょっとアホな女のコやから。それが愛なのかわからないけど、そういう人間って、かわいいじゃないですか。オープンで不器用な人ですけど、お母さんやお兄さん、家族やまわりの人にものすごく支えられてる人であると思いますね」――

 なかなかの人物のようだ。お騒がせ人間も、ようやく羽を休めるところを見つけたのだろう。