「自分とこの大事な選手に何回も死球を与えてたら、そらもう『投げるのやめてまえよ!』と岡田監督なら言うでしょうね。高津監督には『最低限一軍で投げられるレベルの投手を持ってこいよ』と言いたいのでしょう。それほど今年のヤクルト中継ぎ投手陣はお粗末すぎる。一番実害が出てるのが阪神だから、岡田監督が怒るのも無理はない」

 歓喜の瞬間まで残りわずかとなったが、9月23日・24日には神宮で再びヤクルト対阪神の2連戦が待っている。

「ここでまた死球を与えたら、今度こそ岡田監督はヤクルトベンチに乗り込んで高津監督と一戦を交えることになるでしょうね。ヤクルト側は、高津監督が温厚なキャラクターのイメージで通っているため、実は短気な“素”が出て岡田監督と乱闘騒ぎを起こされるのをもっとも嫌っている。しかし例えマジック2以下の優勝決定試合でも、岡田監督なら『そんなん関係ないやんか』と突撃するでしょう」(前出・球団OB)

 2021年7月のヤクルト戦では、村上宗隆が阪神側のコースを伝達する違反行為をした疑惑を審判に訴えると、矢野燿大前監督が「やるわけないやろ。ボケ!」と激怒したことをきっかけに、審判団を挟んで矢野前監督と高津監督の怒鳴り合いに発展。BS放送の中継で一部始終が流れ、観客のスマートフォンの動画撮影でより鮮明なやり取りが次々とSNSでアップされたことで大きな波紋を呼んだが、今度ばかりは白黒出るまで遺恨マッチは継続されそうだ。