◆価値観がアップデートされない環境の恐ろしさ
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「若い子たちは、イベントの場を仕切る司会や雑用、段取りやお酒や食事の手配、すべて上から丸投げされるんです。もちろんお給料は一切でません。一日中働きまくって、さらに上司からは、『若いときの苦労は買ってでもしろ』とか、『気が利かない奴は仕事もできない』とかダメ出しまでされる」
いわゆる、目下をこき使う人間の常套句(じょうとうく)ですね。
「こんなのいまどき珍しいですよね。でも、地方の田舎の中小企業には、まだまだうちみたいな社風とノリの会社って結構多いと思います。昭和のまま時が止まっているような、社員同士の交流もまったくアップデートされていないような。会社自体が閉鎖的すぎる空間なので、更新されるチャンスもほとんどないんです」
コロナ禍で交流が最低限だったときに入社した若手たちは、こうした悪習に相当とまどっているそうです。