◆4.本格クロワッサンは隠れた超名品
今回もっとも印象に残る話だったのが、コスパを最高に実感できる名品は「発酵バタークロワッサン」(本体価格:168円)だということ。
このクロワッサンはフランス産AOP発酵バターを使用した極上品で、同等のクオリティを他店で探すと2倍以上の価格になるそうです。
確かに有名店のクロワッサンは300~400円が主流。このように原材料にこだわったパンには圧倒的な価格競争力が宿っています。
またサンドイッチも得意分野。このクロワッサンを使った「燻しベーコンのクロワッサンサンド」(本体価格:328円)は、老舗の浅草ハムが作っている「燻しベーコン」を使用した、素材にこだわったクロワッサンサンド。言葉を失うほどのおいしさでした。
さあいかがでしたでしょうか。スーパーのベーカリーの強みを知れば、これまで以上に賢くおいしいパン生活を送れるに違いありません。
<取材・文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12