好きで付き合ったはずの彼女に対して、精神的なダメージを与える「モラハラ彼氏」は、このまま一緒にいても自分を追い込んでしまうだけの存在となるでしょう。そこで、モラハラ気質を持つ彼氏の特徴やダメな理由、上手な別れ方について解説するので、現在の彼氏との関係性に悩んでいる女性はぜひ参考にしてみてください。
モラハラとは「精神を傷つける行為」のこと!
モラハラとは「モラルハラスメント」の略語であり、言葉や態度で相手を精神的に傷つける行為を指します。身体的な暴力ではないため問題視されないケースもまだまだ多く、放置されて鬱病など精神疾患を招く場合もあります。
似た言葉として”パワハラ”(パワーハラスメントの略)がありますが、こちらは一般的に職場で立場の優位性を利用して発言や暴力などで相手を傷つける行為を意味するのに対し、モラハラは職場だけでなく家庭や恋人同士でも起こり得ます。
また、モラハラの特徴として、閉鎖的な空間で行われやすいという点があります。そのため外部から認識されづらく、当事者はマインドコントロールによって相手を支配しやすいのです。そうなると、どんどんモラハラ行為が加速し、被害者も追い詰められていきます。
モラハラ彼氏診断!言葉や行動からわかる特徴8つ
まずは、モラハラ彼氏の具体的な特徴について解説していきます。あなたの彼氏に以下のような特徴が1つでも当てはまる場合は、モラハラ傾向にあるため注意して付き合ったほうが良いでしょう。
モラハラ彼氏①常に上から目線の発言
モラハラ彼氏である場合、あなたのことを見下しているため、常に上から目線でモノを言ってきます。あなたが何か提案しても受け入れることはほとんどなく、いつも否定的である場合がほとんどでしょう。
基本的に彼女を認めて尊重するという感情は一切備わっていないため、あなたの意見が優先されることも、彼から称賛してもらえることも少ないはずです。そして「もっとこうしたほうがいいよ」「そういうのやめたほうがいいよ」と悪い部分だけ異常なほどに指摘してきます。
デートで行く場所は全て彼が決め、重要な選択は特に意見を求められることすら無い、あなたが思ったことを口にしても「それはない」「お前が間違ってる」の一言で片づけられるなどといった行動も頻繁に見られます。
モラハラ彼氏②自分の非を認めない
モラハラを行う人は、基本的に自分の非は絶対に認めません。100%彼の取った行動や発言が間違っていたとしても「自分が悪かった」「ごめん」などの言葉が出てくることはないでしょう。
しかし、心の中では自分が悪いと認識しているため、わざと話をすり替えたり、話題を逸らして無かったことにしようとします。万が一あなたが指摘しようものなら、すごい勢いで逆ギレしてくるということもあります。
最悪の場合「お前があの時こうしていれば防げた」「お前の行動が間違っていたから」と、彼女に罪をかぶせるような発言をすることもあるほどです。
モラハラ彼氏③暴言を浴びせる
モラハラ彼氏は、少しでも機嫌が悪かったり、あなたに対してイラっとしたことがあると暴言を吐いてきます。例えば「お前はバカだから」「お前はどんくさい」「ふざけんな」「消えろ」など、感情的になって酷いワードを平気で口にします。
このような発言を好きな相手からされると当然あなたは深く傷ついて、更に言われることが怖くなり何も言い返せなくなります。しかし、彼女が何も言い返してこないと、彼の暴言はヒートアップしていき声のボリュームも上がって収拾がつかなくなるでしょう。
このように負の連鎖で、気づいたときには、彼女が彼の言いなりという状況になってしまうのです。そして一度このような状態を作ってしまうと、彼の日常的なストレスのはけ口があなたに暴言を吐くことという結果になります。
モラハラ彼氏④束縛が激しい
束縛が異常に激しいというのも、モラハラ彼氏の特徴だと言えます。通常、他の男性と2人で会うと怒る、他の男性と仲良くしていると機嫌が悪くなるというヤキモチ妬きな男性は多くいますが、モラハラ彼氏の場合は他の男性に限らず、あなたが同性の友達と会うことも規制してきます。
これはヤキモチという理由を超えて、あなたが他人へ自分の相談や愚痴を言ったり、他人からアドバイスを受けることを阻止するためでもあるのです。彼は、あなたを支配していき「自分はモラハラを受けている」という意識を芽生えさせないようします。
しかし、第三者から「目を覚まして」「彼氏が間違ってるんだよ」「今すぐ別れたほうがいい」などと助言されてしまうと、彼女の気持ちが傾いていく可能性があるのです。そのため、彼女にも他人にもモラハラが問題視されないよう、徹底的にあなたを束縛するというわけです。