◆食感と熟成感が別格のおいしさだった

誰が食べても違いがわかります。おいしくて言葉を失いました
誰が食べても違いがわかります。おいしくて言葉を失いました
 食べる前に気がついたのは、切り身の濃厚さです。丁寧に熟成を重ねているのが想像できるような深い色合いで、切り身の表面や箸で持った時のしっとり感から、ただならぬ繊細さを感じることができました。一口食べてみた時に、しっかりとした食感と旨味を実感できたことは、忘れられない食体験として心に刻まれました。

 これまで食べてきたスモークサーモンは柔らかく、食べたらすぐにほぐれる感じがありますが、この生サーモンは適度な食感があり、噛むことでじゅわりと旨味が広がるのです。

 調べてみると、燻製時間にも違いがありました。通常2~3時間のところ、なんと24~48時間かけてじっくり燻されるそう。この時間こそが極上な濃厚さを生み出していることを実感できました。