ジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川前社長による性加害問題をめぐり、同事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」(座長・林真琴前検事総長)が8月29日、都内で会見を行い、5月26日から行われたという調査の結果を報告。性加害の事実が認められたことを報告し、藤島ジュリー景子社長の辞任などの提言を行った。
会見で林氏はジャニー氏の性加害について、「1970年代前半から2010年代半ばまでの長期間にわたり、多数のジャニーズJr.に対し、広範に性加害を繰り返していたことが認められました」と報告。問題の背景として、2019年に亡くなったジャニー氏、2021年に亡くなったジャニー氏の姉・藤島メリー泰子元名誉会長、メリー氏の娘・ジュリー氏と、創業から続く「同族経営」の弊害を指摘し、「ジャニーズ事務所が解体的出直しをするため、経営トップたる代表取締役社長を交代する必要がある。ジュリー氏の代表取締役社長の辞任を求める」とした。
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