新元号「令和」を迎えるにあたり「令和」の元となった万葉集がにわかに注目を集めています。そこで万葉集の歌ゆかりの土地を巡って万葉集の知識を深める大人女子の旅を提案します。全国各地に散らばる万葉歌碑や万葉集で詠まれた温泉、学びスポットを紹介します。
万葉集とは?
平成もまもなく終わりを迎え、新元号が4月1日に発表されました。
新元号は「令和」
5月1日から改元される新しい「令和」という新元号は国民に新鮮さと爽やかな風を吹き込みました。
令和は日本の歴史において初めて漢籍からではなく国書の万葉集から選ばれた特別な元号と発表がありましたが、令和が引用されたのは万葉集序文で、序文は漢詩です。日本と中国、大きくはアジアの文化は切っても切り離せないですね。
そして今、令和の出典となった「万葉集」に注目が集まっています。
奈良時代の歌集
万葉集は奈良時代に編まれた現存する中で日本最古の歌集。今から1200年以上も昔に編纂されたものになります。
次の平安時代には「古今和歌集」が編纂されましたが、国風文化の開花で平仮名が使われています。それに対し、万葉集は全て万葉仮名という漢字で書かれています。
様々な種類の和歌
万葉集が特別な意味を持つのは現存する最古の歌集というだけでなく、勅撰ではなく「身分を問わず自由に」歌を集めたという点にあります。
奈良時代といえば世界的に見ても厳しい身分制が敷かれていた時代。その中にあって身分を問わず歌を集めたというのはとても意義深いものではないでしょうか。
万葉集には4500以上の歌が集められており、中には方言の歌もあるなど歴史学的にみても非常に貴重な文献なのです。
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