8.高尾山(東京)
『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で三ツ星にも認定され、年間約300万人もの人が訪れる、世界一登山客の多い山。標高599mで、気軽にハイキングが楽しめます。
ケーブルカーやリフトを利用し、歩いて1時間ほどのぼれば山頂に到着。天気がよければ富士山を眺む絶景が広がります。途中で「高尾山薬王院」への参拝も忘れずに。そのほか、蕎麦や天狗焼など高尾山グルメも楽しめます。
9.円覚寺(神奈川)
鎌倉五山第二位に列せられる円覚寺は、鎌倉幕府八代執権の北条時宗が弘安5年(1282年)に創建した臨済宗・円覚寺派総本山です。円覚寺の象徴ともいえる荘厳な雰囲気の山門は、夏目漱石の『門』に描かれ、川端康成の『千羽鶴』では円覚寺の茶会が舞台となるなど、多くの文学作品の舞台になっています。
見どころのひとつが仏殿後方の方丈の庭園。妙香池(みょうこうち)という心字池を中心につくられており、周囲の自然林を含めて国の名勝に指定されています。
10.中禅寺湖(栃木)
周囲約25km、最大水深163m。海抜は1,269mと日本で一番高所にある湖です。中禅寺湖からのぞむ大パノラマが絶景として人気で、とくに秋の紅葉の季節はうっとりするような美しさ。日本百景にも選定されています。
のんびり湖沿いの散策路を散歩したり、遊覧船でのクルージングや湖畔のカフェから湖を眺めるのもおすすめです。
11.袋田の滝(茨城)
先述した栃木県の「華厳の滝」、和歌山県の「那智の滝」と並んで日本三名瀑のひとつにあげられる「袋田の滝」。久慈川の支流滝川に架かるこの滝は、高さは120m、幅は73mの大きさを誇ります。
大岩壁を四段に流れることから「四度の滝」とも呼ばれており、四季折々にさまざまな姿を見せるのが特徴。秋には紅葉が美しく、冬には滝が凍結し神秘的。春には氷が溶け出し新緑が清々しく、夏には太陽の光にキラキラと輝く滝が、豪快に流れ落ちます。