「KAT-TUNは、2010年に赤西仁がソロ活動を活発化させ、グループの活動から一時離れました。結局そのまま同年7月16日に脱退を発表するのですが、脱退前に出した5thアルバム『NO MORE PAIИ』は、先行シングル以外には赤西が不参加だった影響でセールスが4thアルバムに比べて2.5割ほど減っています。赤西の脱退が正式発表されてから発表された6thアルバム『CHAIN』はさらに減少しており、初週13.3万枚に。これは4thアルバムに比べて5割近い減少で、前の5thアルバムと比べても3割近く落としています。
NEWSも、2011年10月に山下智久と錦戸亮が脱退して6人組から一気に4人になりましたが、4人体制初のアルバムとなった『NEWS』は前作『LIVE』と比べてセールスが3.6割ほどダウンしています。NEWSの場合、間にベストアルバムを挟んでいることもあり、余計にキンプリと状況が似ていますね」(前出・アイドル誌記者)
この「善戦」の背景には、永瀬と高橋の積極的な活動があったのではと指摘されている。
「7月26日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)ではTOKIO・国分太一から『大丈夫ですか? (全員)おそろいですか?』と、番組冒頭からメンバー脱退をイジられる一幕があり、また永瀬が国分に相談していたことや、高橋が事務所の先輩たちとの食事会で泣いていたエピソードも披露。7月2日に行われたファンミーティングでは過去のキンプリの曲もパフォーマンスしていましたが、その後は地上波の音楽番組でも披露し、8月14日の『CDTVライブ!ライブ!!』4時間スペシャル(TBS系)ではダンス難度の高い『ichiban』にも挑戦。メンバー脱退や5人(6人)時代の楽曲の披露はデリケートな部分ではあり、一部で反発もありましたが、“タブー”にすることも“なかったこと”にすることもなく、2人でしっかりキンプリを引き継ごうとしている姿に応援したくなる人が多いのではないでしょうか」(同)