急に大金を持って不幸になる人・ならない人

(写真=森口新太郎撮影)

横山: 今の話はいいですよね。急に大金を持つとおかしくなる人もいるじゃないですか。あんまり変なことに使うのはもったいないな~って思いますよね。

くすい: そうそう。「末路本」が一時流行ったりもしましたけど、私、普通の人が急に大金を持つと不幸になるって聞いたことがあるんです。実際のところ、どうなんでしょう?

横山: なる人はなっちゃいますよね。お金の使い方の軸を持っていない人にお金渡しても、幸せにはならないでしょう。

秋山: 大金によって価値観が壊されちゃうと、かなり危ないですよね。何が大事で何が大事じゃないかっていう価値観を持てないままいっちゃうと、ブレたところから戻れなくなってしまうんじゃないかな。例えば、大金を持った時に銀座で飲み続けることが楽しくて習慣になったとします。その後、お金を使い切ってもなかなか感覚を戻せない。そうすると借金するしかないですよね。横山さんが言うように、お金を持ったから不幸になるんじゃなくて、お金を持った時に、お金の使い方の軸を持っていないから不幸になるんだと思います。

横山さん、印税で何か買いました?

くすい: なるほど~。ちなみに、横山さんは著書『はじめての人のための3000円投資生活』が売れましたよね。ぶっちゃけ、いくらぐらい儲かったんですか?

横山: えーとあれは200万部以上売れたので……あとはご想像におまかせします(笑)。

くすい: やばい、すごい金額になりそうです(笑)。それはパーっと使ったりしないんですか?

横山: いや、そんなに何か買おうとかはないですね。子供が6人いるので、教育費とか、自分の老後のためにとっておかなければならないっていうのもありますし。あとは、今後新しい事業を始めたいと思った時に、やれる選択肢を残しておきたいので、そのためにとっておくというのはあります。

くすい: なるほど。自分のやりたいことのために取っておけるというのは素敵です。逆に、その人に「やりたいこと」がないと、お金がたくさんあってもしょうがないのかな。

最終回は、「お金に働いてもらうには?」投資初心者のための資産運用のお話です!(続く)

文・DAILY ANDS編集部/DAILY ANDS

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