◆検診も大切だけど、若い人の乳がん検診は要注意

――子宮頸がんについては予防も可能だとか。どんなことに気をつければいいのでしょうか?

清水:子宮頸がんはHPVワクチンの接種によって予防ができます。子宮頸がんワクチンを接種していない方は、特に子宮頸がんの検診を受けることが重要だと思います。検診で早期発見できれば、がんの治療の負担が減らせます。

――乳がんについては、どれくらいの頻度で検診を受ければいいのでしょうか?

バストに手をあてる女性
清水:乳がんは女性のがんで最も多く、女性が一生涯のなかで乳がんになる可能性は「およそ9人に1人」といわれています。ただ、あまり若い時からマンモグラフィーを撮ることは、被曝(ひばく)のリスクがあるため勧められません。被曝によって、かえって発がんに繋がってしまうかもしれないからです。