◆スタッフの神対応

「そんな私に気付いてくれたのが、写真館の女性スタッフでした。私に近寄ってきて椅子を確認すると、『大丈夫よ。椅子はやっておくから、こっちにきて』と私をスタッフルームに連れていってくれて」

 その50代くらいと思われるベテラン女性スタッフは、真理子さんに着物を一度脱ぐように伝えたそう。

「私がもう一度着付けてあげるから、一度後ろに付いた鮮血を取ってみましょう」と言うと、鮮血が滲んだ部分をタオルで挟み、何か薬品のような液体を付けて叩きながら処置してくれました。

 幸い、真理子さんが選んだ着物の色は赤に近い紫色。瞬時に対応してくれたベテランスタッフのおかげで、お尻部分の鮮血はほとんど分からない状態になったそうです。