ブリスベンには毎年1回、ブリスベン最大のお祭りであるEKKAが開催されます。この記事ではEKKAでどのようなことが楽しめるのかをご紹介して行きます。

EKKAとは?

EKKA(エッカ)は、オーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンで毎年開催される、農業祭です。毎年期間中には40万人が訪れ、この先、2,050年までの開催期間もすでに決定しているほど人気のイベントです。

約160年前に初開催されたこのイベントは、正式には「ロイヤル・クイーンズランド展示会」(Royal Queensland Show) と呼ばれていますが、一般的に「EKKA」と呼ばれます。クイーンズランド州の産業と農業の成果を祝うための祭りで、地元の農産物や家畜、手工芸品、食品、芸術などが展示されます。

EKKAの楽しみ方

EKKAは大きく言うと農業祭という枠組みですが、1日中いても飽きることがないくらい盛りだくさんなイベントです。今回は楽しみ方をご紹介します。

「食」を楽しむ

フライドポテトやホットドッグなど、「お祭りフード」だけではなく、オーストラリアの伝統的な料理や食品が楽しめる食品コーナーもあります。その中でも、オススメを3つご紹介します。

いちごサンデー(6AUD、約565円)

EKKAでの名物と言われるほどポピュラーないちごのサンデー。上から「いちご」「生クリーム」「いちごアイス」「ダイス状にカットされたいちご」(結構ゴロゴロ入っています!)「バニラアイス」と、比較的小さなカップの中に5層にもなっています。アイスはとても濃厚!一番上に置かれたいちごは、受け取ってすぐに残念ながら地面に落としている人がいたので、気をつけてくださいね。

ラムロール(16AUD、約1,507円)

オーストラリアさんのラムをグリルしたものをたっぷりパン生地に挟んだこのラムロール。CHARREDというお店のものです。ラムは独特の風味を残しながらも、しつこすぎる匂いはなく、とても柔らかいので食べやすかったです。同じお店には和牛ロールもありましたので、ラムが苦手な方も楽しめます。

ロブスターロール(24AUD、約2,260円)

JOEY'S LOBSTERというお店の一品。大きなロブスターミートがゴロンと4切れ乗っています。ソースはちょっとスパイシーなソースで、ロブスターとよく合います。食べ応えがある一品ですが、ロブスターの下に野菜が敷いてあるので、くどさを感じずに食べられます。同じお店には、フィッシュバーガーや、海老のロールもありました。

その他にも楽しめる食べ物がたくさん

食べ物では、メキシカン、ギリシャ料理、ドイツソーセージとプレッツェルなど。

クラフトビールがたくさん売られているコーナーそしてワインを試飲できるコーナーもありました。

「動物とのふれあい」を楽しむ

EKKAの特徴の一つはたくさんの動物とふれあえること。犬や猫はもちろん、ひよこや、牛、羊、馬にも柵の中で間近に見て、触ることができます。ヘビとの記念撮影コーナーや牛の搾乳体験もできるコーナーがあります。EKKAには毎年1万匹もの動物がいるのだとか。会場では小さなお子さんが動物と触れ合っているのが多かったです。

また、広い会場内ではドッグショーやホースジャンプ競技、羊毛狩りの実演なども開催されています。

「学び」を楽しむ

EKKAでは、楽しみながら農業や産業について楽しく学ぶことができます。とても大きなトラクターの運転席に座ることができたり、VRを使って、サトウキビができるまでを見てみたり、たくさんのことが学べます。

「乗り物」を楽しむ

EKKAには移動式遊園地がやってきます。移動式とは思えないほどの絶叫系が数多くありました。こちらはアトラクションごとに値段が決められていますので、チケットブースでの購入が必要です。また、乗り物だけではなく、日本で言う「射的」「輪投げ」みたいなゲームの屋台も多かったです。

「買い物」を楽しむ

EKKAの名物といえばShowbagと呼ばれる、いわば「商品の詰め合わせ福袋」。お菓子、コスメ、おもちゃ、等々、たくさんのShowbagが売られており、中には両手いっぱいに何袋も持っている人も。お気に入りのものがあったら即購入をお勧めします。