ビールにガン抑制効果? 岡山大学の大学院生が研究発表の画像1

 タバコを吸いながら、酒を飲む。今では、少なくなった光景だが、ひと昔前には当たり前の光景だった。岡山大学の大学院生を中心とした研究グループは6月28日、ビールにガン抑制効果があることを明らかにした。タバコを吸い、ビールを飲む人には朗報かもしれない。

 日本人の死亡原因の第1位はガンで、その死亡者数は年々増加している。ガンの中でも肺ガンは死亡者数が最も多く、2021年統計で、男性1位・女性2位となっている。さらに、肺ガンは予後も悪く、5年相対生存率が男性29.5%、女性46.8%と治りにくい。つまり、肺ガンはかからないように予防することが重要な疾患だ。