「裏飯田商店 しょっぱい豚骨醤油」の内容物を確認

 まずは、「裏飯田商店 しょっぱい豚骨醤油」の内容物をみていきます。別添袋は「後入れ特製スープ」ひとつで、カップには麺の他に、大量のスープ粉末やかやく類が入っていました。麺量は80グラムでタテ型カップの大盛サイズとなっています。

 スープ粉末に混じって、豚肉やキャベツ、そして白い粒の背脂加工品が入っています。背脂やキャベツは二郎系ラーメンの大きな特徴のひとつで、本来の飯田商店には入っていません。

二郎インスパイアの豚の旨み全開スープ!

 スープは豚骨醤油味で、別添「後入れ特製スープ」で醤油とニンニクのキレを加えています。商品名通り、「ショッパイ」味で、やりすぎていない程度に塩辛いスープとなっています。醤油味が強めなのに対し、二郎系の割にニンニクは少し弱めでしょうか。

 醤油が強いのは、醤油のキレが特徴のひとつである飯田商店らしい部分で、「裏」メニューであっても醤油にはこだわりたい矜持があるのかもしれませんね。

 スープ表面は油膜で覆われており、豚脂などの油脂が大量に浮いています。二郎系のラーメンといえば「アブラ」「ニンニク」「ヤサイ」が特徴といわれますが、今回の「アブラ」はかなりの量。

 油脂により、豚脂の分厚い旨みが感じられます。鶏ガラや鶏油が強い本来の飯田商店とはまったく異なる特徴となっており、醤油やニンニクのキレを凌駕する豚の力強さ全開。「アブラ」重視の二郎インスパイアですが、二郎味が行き過ぎて”一”郎にランクアップしそうなくらいです。豚の厚みと醤油のキレで、かなり完成度の高い二郎インスパイアスープでした。「裏」でもさすが飯田商店ですね。