4つ目の漢字は「鴨脚樹」です!
本日の難読漢字クイズは「鴨脚樹」です。
一度は見たことがあると思います。
さて、あなたは何と読みますか?
「鴨脚樹」の読み方のヒントは?
1.「鴨脚樹」をひらがなにすると「〇〇ょ〇」になります。
2.「鴨脚樹」の種といえば茶碗蒸しです。
3.『だいたいに榎や鴨脚樹のように』柳田国男「海上の道」より引用
正解は…
正解は「いちょう」でした!
街路樹や公園の観賞用としてお馴染みの樹木です。
お寺や神社の境内で目にすることも多いですね。
葉が厚く水分が多いため燃えにくいのが特徴の樹木で、東京都千代田区には、関東大震災を生き抜いた樹齢150年の「鴨脚樹」が残っています。
落葉高木に分類され、育つと30mにも達するそうです。
「鴨脚樹」の由来・語源は?
「鴨脚樹」の漢字の由来は読んで字のごとく、葉っぱの形状が水かきのついた鴨の足に似ていることなのだそう。
原産は中国で、イチャオ、ヤチャオ、ヤーチャウなどの中国語が「いちょう」になったといわれています。
「鴨脚樹」は、公孫樹または銀杏と書いても正解です。
種子の「銀杏」は、「ぎんなん」だけでなく、「いちょう」とも読みますよ!
「鴨脚樹」の別名には、「鴨脚(おうきゃく)」「乳の木」「四天王樹」「防火樹」などがあります。
5つ目の漢字は「髢」です!
「髢」を何と読みますか?
髪(かみがしら)が付いているので、毛に関係ありそうですね。
ヒントを見て考えてみましょう!
「髢」の読み方のヒントは?
1.「髢」をひらがなにすると3文字になります。
2.舞妓さん、芸妓さん、お相撲さん。
3.『髢や細紐を障子の外へ掛けたところで、』野村湖堂「銭形平次捕物控」より引用
正解は…
正解は「かもじ」でした!
「髢」とは、髪の毛の少ない部分に足す髪のこと。髪を結うときに用います。
添え髪、添え毛、入れ髪とも呼ばれます。
日本髪を結う人が減ったので、あまり目にすることはありませんね。
昔は人毛や牛の尻尾を材料としましたが、今では人工のものが多いです。
「かつら」と違い、一部分だけ足すのが「髢」の特徴。現代のエクステやヘアピースに近いかもしれません。
音読みは「テイ」、訓読みは「かもじ」、漢検1級13画の漢字です。
「髢」の原型は、天細女命(アメノウズメ)が天岩戸の前で頭部にまとったものだと考えられています。
「髢」の種類
「髢」にはさまざまな種類があり、使う箇所で呼び名が違います。
いくつか紹介しましょう!
前蓑(まえみの):前髪が少ない人用
浮輪(うきわ):束髪のまわりの芯
四割禿隠し(よつわりはげかくし):前髪、左右両髪、後頭部の髪を足す