長期間のPR作戦のかいもあり、興行収入面での前評判は高い。米国、カナダ4200カ所の映画館でのチケット売り上げは、公開後の初めての週末だけで約1億ドル(約139億円)にのぼるのではないかと予想されている。
7月21日には映画界の巨匠、クリストファー・ノーラン監督の新作「オッペンハイマー」も公開される。こちらは原爆製造に携わった物理学者、ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた超硬派な作品。話題作のガチンコ公開とあって、米国メディアには「どちらから見るべきか」を勝手に分析する記事が踊り、映画ファンは真面目に読み入っている。
映画「バービー」の話題性にも支えられてファッション界のヒットカラーの道をひた走るピンクだが、もはや一過性のトレンドではなく、常時、ファッションの中に取り込まれる色になった。
ピンクは自然界にはあまり存在しない色だったため、名前としてピンクという言葉が使われ始めたのは17世紀以降になってからだ。18世紀に欧州でパステルカラーが大ブームとなり、ピンクがファッションに取り入れられるようになった。
女性的な色だと考えられているが、19世紀は必ずしもそうではなかった。軍服に淡い赤が使われていたことから、男性が着用する色といわれた。
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