多くの夏ドラマの放送がスタートし、盛り上がりを見せています。今クール、夜11時以降に放送されている深夜帯のドラマも注目です。毎クールのドラマチェックを欠かさない筆者のオススメ3選をご紹介します。

◆警部補ダイマジン

まずひとつめは、映画『土竜の唄』シリーズを世に送り出した主演・生田斗真×監督・三池崇史の強力タッグで制作されている『警部補ダイマジン』(テレビ朝日系、金曜よる11時15分~)。

生田が演じる主人公は、警視庁捜査一課のエース・台場陣(だいばじん)。その名をもじって「ダイマジン(大魔神)」と呼ばれるほどの剛腕で、強い正義感をもつ熱血漢。しかし、彼は法で裁くことのできない犯罪者を殺害しています。その秘密を、向井理が演じる頭脳明晰で冷淡な警視正・平安才門(ひらやすさいもん)に知られ、半強制的に彼の部下として働かされることになるのです。

◆野性味あふれる生田斗真×ドSでミステリアスな向井理

共に実力のある生田×向井の演技合戦ももちろん見どころですが、スピーディーな展開に、とにかく引きつけられます。

第1話では冒頭から台場が元警察庁の重鎮・天羽大(宅麻伸)を自殺に見せかけて殺害するショッキングなシーンからスタート。そこから一気に、台場は特命捜査対策班の室長・平安の奴隷となり、旧帝国陸軍が秘密裏に創設した特殊部隊の流れを汲む秘密結社「44」(よんよん)が、日本の政財界から警察組織まで牛耳っているということまで明かされました。

第2話では「44」絡みの事件が発生。特命捜査対策班として、牡丹(浜野謙太)、賀来(シシド・カフカ)と共に台場も捜査に参加します。その流れで、平安の生い立ちや父親の謎について明らかになると共に、第1話から台場に疑いの目を向けている、刑事・七夕(土屋太鳳)も存在感を増してきました。

1週空けて7月28日に放送される第3話からは、高橋克典や片岡鶴太郎も登場。野性味あふれるダークヒーローの生田×ドSでミステリアスな向井の異色のコンビが、これからどんな展開で私たちを魅了してくれるのか目が離せません。