滝沢社長時代に、ジャニーズJr.の年齢制限ルールが導入された。ジャニーズJr.のメンバーは22歳になった次の3月31日までに、ジャニーズ事務所との間で契約に関する話し合いが設けられ、そこで合意すれば活動継続、合意に至らなければ契約満了となり退所することになる。

「年齢制限ルールはJr.のセカンドキャリアを考えたものではありますが、芸能活動しかしていなかった若者が、その時点でいきなり世間に放り出されてしまう可能性があるということ。いわば、ジャニーズJr.が消費されてしまうのではないかとの見方もできます。今回のドーム公演を見ていると、井ノ原社長は小学生のJr.も含めて、積極的にジャニーズJr.をメディアに出していこうと狙っているようにも見えますが、Jr.の将来をどこまで見据えているのか、少々不安になる部分もなくはありません」(同)

 性加害問題のほか、滝沢氏が立ち上げたTOBEに退所者たちが集結するなど、激動の中にあるジャニーズ事務所。幼いジャニーズJr.の面々が、この荒波のなかで活き活きと育ってくれることを願うばかりだ。