そして『わっしょいんしんけいすいじゃく』のような、ディープなコンテンツを出してくるあたりも、相当な攻めの姿勢だと言えるでしょう。実際にメンバーの顔と名前が覚えられるという点ではファンにも好評ですからね。滝沢氏が数々の改革をして作った道筋にあるものですが、井ノ原社長の手腕を評価する声も出始めています」(同)

 幼いジャニーズJr.の売り出しに余念がないジャニーズ事務所だが、創業者である故ジャニー喜多川氏による性加害問題が、影を落としているのも事実。実際に被害を受けたのは、過去のジャニーズJrのメンバーたちである。

「ジャニー氏は亡くなっているので、今のJr.たちが被害にあうことはないとしても、性加害のイメージがつきまとってくるのは避けられない。まだ世の中の事をよく知らない、小学生のJr.たちに悪影響があるのではないかとの指摘もあります。

 同時に、ジャニーズJr.に加入したメンバーのうち、実際に長く芸能活動を続けられるのはごく一部で、途中で辞めていったメンバーたちが道を踏み外してしまうこともあるし、セカンドキャリアの問題もありますね」(音楽事務所関係者)