南半球の星空もいよいよ見納め

2週間と長かった今回のツアー、西オーストラリア滞在も残すところあと3日。サンドストーンを後にしてワディ・ブッシュ・リゾートまで約620kmの道のりです。4月24日〜27日の朝までかけて南半球の星空を堪能します。途中Mooraの町へ寄って買い物をしました。

ずっと主にVB(Victoria Bitter)というビールを飲んでいましたが、移動中それぞれの土地でいろいろなクラフトビールがあって楽しめました。ワインもスワンという銘柄が安くて美味しかったのでよく買ってましたが、どうやら地元のワイナリーだったようです。

お天気はたまに通り雨が降る程度でずっと晴天に恵まれ申し分ありませんでした。ちょうどワディの入り口まで戻ったところで二重の虹に出迎えられました。

戦慄の“ピナクルズ教習”

星が見えない昼間は暇なので、ワディから海の方へ約1時間のところにある観光名所のピナクルズへ行くことに。入り口でMotorhomeは駐車場に停めて行くようにと言われたのにも関わらず、そのまま侵入。

途中、起伏が激しい場所や道幅がギリギリの所があり、恐怖のあまり絶叫すること約10分、なんとか無事生還。大型免許の教習に似てると“ピナクルズ教習”などとふざけていましたが良い子は絶対真似しないように。

海沿いの町Cervantes(セルバンティスまたはサバンティーズ)

“ピナクルズ教習”の後は海沿いの町Cervantesへ。足りない野菜とワイン、氷を調達するためでしたが、スーパーの生鮮品が怪しかったのでトルティーヤのみ購入。ワインはスワンがよりどり2本割引セールでお買い得でした。昼食は近くのSea Breeze Cafe。その場で作るハンバーガー(約1,500円)とフィッシュ&チップス(約1,500円)はダイナミックな見た目通りボリューミーでお腹いっぱい。

天文愛好家は撮影する人ばかりではなく眼視(望遠鏡を使って肉眼で観る)派の人も多いです。実際の星の姿は写真のように鮮やかではない場合もありますが、初めて肉眼で観たジュエルボックスはその名の通り、色とりどりの宝石のようで素晴らしかったです。

天リフVideo/オーストラリア内陸部の星空/南半球星空ライブ(4)

4月26日西オーストラリア最後の夜

最後の夕食はロブスターを1人1匹ずつ、いろいろな調理法で食べよう!ということになり、再びCervantesまでロブスターを買いに出かけました。ついでに海へも寄ってリゾート気分を満喫。

ポストオフィスは文房具屋

前日昼食を食べたお店の近くにポストオフィスを発見。実はウーラメルのキャンプ場の個室の鍵がなぜかバッグに入っていたことが発覚し、郵送で返却することにしたので郵便局に行く必要がありました。

一見、土産物店のような感じで「鍵を郵便で返却したいのですが、どうしたらいいですか?」と鍵と封筒を見せると「それじゃダメ」と言って、店にあったプチプチ付きの封筒を出して「どこに送るの?」と親切に宛先まで書いてくれました。封筒と送料で10AUDでした。

ワディに戻り、それぞれロブスターの調理を始めました。調理器具が十分ではないので丸ごと煮るか焼くか、あるいは刺身か…新鮮そのものなのでどの調理法でも絶品でした。

ちなみにこの時買ったロブスター(というより伊勢海老⁈)は、やや大きめサイズで1匹4,000円くらいだったと思います。

明日4月27日はパースに戻り帰路につきます。日本では見ることができない南半球最後の星空を写真に残す作業を皆さん黙々とされていました。

撮影:野田尚之氏