わかっているのは「宮崎駿監督作品 君たちはどう生きるか」と書かれたポスタービジュアル一枚だけ。声の出演者すら明かされず映画館にいってもチラシはなく、デジタルサイネージにこのポスタービジュアルが写ってるだけ。これで公開は数年後、などではない。公開日は7月14日だ。
前代未聞の状態で公開される『君たちはどう生きるか』、どう生きるかの前にどう公開されるかって話ですよ。
この「一切宣伝しない」スタイル、果たして成功するのだろうか?
こう聞くと「巨匠・宮崎駿の新作なんだから、黙ってても客は来るでしょ?」という人がいると思いますが、そりゃあ宮崎駿ファン、ジブリファンは来ますよ。しかしファンの人だけが見に来てもヒットしません。大ヒットするためにはファンでない人たちが劇場へ足を向かわせないといけない。
映画のみならず、商品が大ヒットするためには宣伝・告知が欠かせない。黙ってても買うファンなら自分たちから情報にアクセスしますが、そうでない人はいちいち公式サイトを観に行ったりしない。発売日だって知ろうとはしない。そう人たちのために告知して、はじめて興味を持ってもらえるのです。
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