――本作には、MILKやMILKBOY以外にも「ルイとヴァージル」「ユンとディオール」などファッション関連のさまざまなネームがドロップされています。今、VIKNさんはファッションシーンの動きをどのように捉えていますか?
VIKN 2010年代にストリートファッションとハイブランドが近づいて、すごくフレッシュだったじゃないですか。こないだもファレルのルイ・ヴィトンがショウをやってましたけど、とは言えあれもヴァージル(アブロー)がやってきた下地があるからそんなにめちゃくちゃ驚きがあるわけじゃない。
ここのところ、驚きやバズをいかに作るかという時代がずっと続いていたと思うんです。
でも、あれだけ意外性のある距離感のコラボが出尽くして、もうどんなことがあっても驚かなくなってきた。今後はもうそういう方向性じゃなくなるんでしょうね。どうシフトしていくのかわからないし、次はもっと本質的なものに注目が集まるのかもしれない。
【こちらの記事も読まれています】