――どの曲もストリートカルチャーへの想いがリリックに込められていてVIKNさんらしいと思うんですが、とりわけNIPPSさん、VERBALさんとのコラボ曲「FLUXUS」はラップもビートもスリリングですね。

VIKN VERBALさんは AMBUSH®をやってるじゃないですか。その関連で、honeyee.comの企画でVERBALさんとデミさん(※NIPPSの愛称)の対談があって、自分がデミさんと仲いいんでそれをきっかけにVERBALさんからルーカスを紹介してもらい、みんなで今回の「FLUXUS」を作った感じです。

――ビートスイッチが激しくて面白い曲ですよね。ラップもかなり個性的。

VIKN 予想がつかない感じになってていいですよね。

――ここから、どういった流れで大川ひとみさんにたどり着いたのでしょうか?

VIKN カニエ・ウェストが『DONDA』(2021年)で自分の母親をタイトルにしたじゃないですか。カッコいいなと思ったんです。自分だったらどうするかなと考えたときに、日本のストリートカルチャーの母である大川ひとみさんしかいないだろうと。人によってはいろんな始まりを考えると思うけど、自分の中では完全に大川ひとみさんしかいなかった。

 YOPPI(江川芳文)さんは初めてブランドやらせてもらったのがMILKだったって言ってたし、ほかにも藤原ヒロシさんとかいろんな方が影響を受けてますよね。