注目度ランキング4位は、森七菜×間宮祥太朗のフジテレビ系月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(10日スタート)。こちらはFilmarksクリップ数3位、TVerお気に入り登録者数も4位とどちらも高い。これと似た傾向なのが、中村倫也主演のテレビ朝日系木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』(13日スタート)で、Filmarksクリップ数4位、TVerお気に入り登録者数3位で、本注目度ランキングでは5位の『シッコウ!!』と僅差で6位となった。『真夏のシンデレラ』はフレッシュなキャスト陣と恋愛ドラマというところでキャストのファンを中心に注目されている印象で、『ハヤブサ消防団』も池井戸潤原作ながら中村倫也と川口春奈の共演というキャスティングの妙が強いのではないだろうか。1日0時時点のTVerお気に入り登録者数では、『ハヤブサ消防団』が15.4万人で実質1位だったことは先述したとおりだが、『真夏のシンデレラ』も14.9万人で実質3位と高い水準にあった。
『真夏のシンデレラ』は平成の月9感を漂わせる夏のラブストーリーというところで好みが分かれそうだが、脚本は昨年のフジテレビヤングシナリオ大賞に輝いた新人(市東さやか)を抜擢というところは、昨年大旋風を巻き起こした『silent』に倣ったつくり。演出・監督を務めるのは、『コンフィデンスマンJP』シリーズ『イチケイのカラス』シリーズや『リッチマン、プアウーマン』などの田中亮だが、相性次第で大きな反響を得そうだ。一方、『ハヤブサ消防団』は池井戸潤の小説を原作としたミステリー作品で、『緊急取調室』シリーズの脚本・演出が関わるということで手堅く支持されそうな作品だ。
Snow Man・目黒蓮の連続ドラマ単独初主演作となるTBS系金曜ドラマ『トリリオンゲーム』(14日スタート)と、赤楚衛二のGP帯連続ドラマ初主演作となる日本テレビ系水曜ドラマ『こっち向いてよ向井くん』(12日スタート)も同様で、『トリリオンゲーム』はFilmarksクリップ数5位、TVerお気に入り登録者数5位で、注目度ランキングは7位に。『こっち向いてよ向井くん』はFilmarksクリップ数6位、TVerお気に入り登録者数7位で、注目度ランキングは8位となった。どちらも人気マンガの実写化だが、『トリリオンゲーム』の脚本は、昨年悪い意味で脚光を浴びてしまった朝ドラ『ちむどんどん』の羽原大介ということでいろいろな意味で注目作でもある。
興味深いのは、福原遥×深田恭子のTBS系火曜ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(11日スタート)の鈍さ。TBS火曜ドラマはTVerに強い傾向があり、実際、前期の『王様に捧ぐ薬指』も最終的には『あなたがしてくれなくても』に次いで春ドラマお気に入り登録者数で2位となるほどの人気があったが、Filmarksクリップ数、TVerお気に入り登録者数ともに8日0時時点で10位とやや鈍い印象だ。鈴鹿央士や、八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)といった人気の若手俳優も相手役として出演するため、放送が始まってからどれぐらい伸びるか注目だ。