ダムといえば、やっぱりカレーではないのか? ほうれん草を入れてエメラルドグリーン色になった、その名も「黒部ダムカレー」の価格は1,300円だった。いや、完全なるダム価格だな……。ルーはみどりみどりしてて、妙にリアルだし。

「これは、全国各地にあるダムカレーの元祖でございます。昭和40年に初めて誕生しました」(柏原さん)

 そんな歴史あるダムカレーを、例によって中丸がいただく。

中丸 「食べるポイントはありますか?」

柏原 「どうぞ、お好きなように。“放水”していただいても結構です」

 ダムカレーは、決壊させてナンボの食べ物。ごはんの一部を崩し、ルーを流し入れて食べるのが醍醐味だ。

「いや、普通に削って食べよう」(中丸)

 なんでだよ。ダムの壁を削って食べ、絵的なおもしろさを選ばない中丸の不可解なスタイル。テレビカメラも待ち構えていたのに、彼は“放水”しないのだ。一方、食事中の中丸をうしろから覗き込んでるくろにょんの存在も、ずっと気になってしょうがない。決して、ゆるくない異物感がある。

 兎にも角にも、「黒部ダムカレー」の味はどうだった?

「ものごっつい、おいしいです」(中丸)

 いちいち、癖のある食レポだな。