「6月30日の『DayDay.』は世帯3.4%、個人1.8%、対して『ラヴィット!』は世帯2.5%、個人1.4%。メインターゲットとなる世代は『DayDay.』がF2(女性35~49歳)、『ラヴィット!』はF1(女性20~34歳)ですが、層が重なる部分もある。コア層狙いの日テレにとって、政治や経済、事件を扱うワイドショーは鬼門。だからこそ、前番組の『スッキリ』から大転換したわけですが、今のところ上がり目がない」(同)

 それでも、今までのワイドショーと同じように、トップニュースで事件や事故も積極的に扱うようになったり、南海キャンディーズ・山里亮太、武田真一アナの2人、もしくは山里とパネラーとのやり取りも少しずつ息が合ってきたように思える。

「山里は、シソンヌ・長谷川忍、ヒロミ、アンジャッシュ・児嶋一哉といったお笑い芸人のパネラーとの掛け合いはお手の物。だからこそ投入されたのでしょう。他の出演者との掛け合いも上向いているように思えます。一方で、そうした目に見えない微調整だけでは、なかなか数字がついてこない。ただ、伝統のワイドショーを捨ててここまで切り替えただけに、編成部もその成否をすぐには判断しづらい。とはいえ、今さら硬派な番組に変えても茨の道。何か光明が見いだせればいいのですが……」(同)

 10月改編まであと3カ月だが、『DayDay.』の命運はどうなるのだろうか。