16年にも「自分たちの口から言葉で結婚、入籍の報告をすることが一番の誠意」と歌手のDAIGOと女優の北川景子がツーショットで結婚会見を開いた。

 相手が一般人である場合は、顔出しが難しいケースもあるが、会見とまではいかずとも、有名人が自身のSNSなどを通じて自ら発信することを軸にしているケースが多い。

 反対に、その昔は芸能人たるもの、周囲の期待で事が進むパターンが通例だった。

 顕著な例は、10年1月に市川海老蔵(現・團十郎)と故・小林麻央さんのカップルが婚約会見を開き、7月に挙式・披露宴後に会見、さらには披露宴の様子が日本テレビ系で放送された。

「歌舞伎界きってのプリンス海老蔵さんのお家柄、麻央さんのアナウンサーという仕事柄、求められて当然の流れでしたよね。招待客1000人、ウエディングドレスは桂由美のデザイン、ファンシーな超特大ケーキに会場は都内の豪華なホテルというザ・有名人のド派手な披露宴だったのが印象的でした。インターネットがこんなに普及する前は、著名人同士の結婚関連の番組は、風物詩的な一大イベントだったんですよ。87年に郷ひろみと二谷友里恵の披露宴がテレビで特番生放送された際の平均視聴率は47%を超えたといわれています。07年に藤原紀香と陣内智則さんのド派手な披露宴も放送されて、当時かなり話題になりましたけど、約2年で離婚しちゃって。そういったことを鑑みると、超プライベートな結婚披露宴を世に流したり、夫婦揃っておのろけ会見するってリスキーではあるんですよね」(既出・リポーター)