さて、状況を整理したい。ロケ地は秋田で、取り上げるのはじゅんさいで、うしろには沼がある。明らかに、これはバラエティ力が試されるやつだ。
補足情報として、お伝えしておきたい。2014年6月28日放送の『旅サラダ』ではすでにラッシャー板前が同地を訪れており、やはりそのときもラッシャーはじゅんさいの収穫に挑戦。見事、舟からひっくり返って沼に落下するというリポーター魂を見せてくれている。
よぎらずにいられないし、期待せずにいられない。いや、マジでわかってるよな、中丸?
当然、この日は中丸もじゅんさい採りに挑戦するようだ。彼の前に用意されていた小舟。こんなの、フリでしかないと思うのだけど……。
「押すなよ! 押すなよ!!」(勝俣)
スタジオから変なフリをする勝俣。『スッキリ』(日本テレビ系)でペンギンに餌やりしながら加藤浩次の「落ちるなよ」のフリに反応して池に転落、炎上に発展したオードリー・春日俊彰の騒動から、なんの教訓も得ていないようだ。「シュノーケリング?」「押すなよ!」など、この日の勝俣の語録が軒並みひどい。まあ、この沼には動物もいないしな……。
というわけで、小舟に乗り込んだ中丸。「楽しみですね」と彼はコメントしているが、中丸は中丸で妙なテンションの低さだ。じゅんさいに興味がないことを全然隠していない。先代リポーター・ラッシャー板前に代わり、リベンジを果たす機会なのに……。
小舟の上から沼に手を突っ込んだ中丸。根本から引っこ抜くと、じゅんさいは収穫できるようだ。
「あ、これで根本のほう? あ、切れた切れた」(中丸)
やっと、中丸がじゅんさいを採れた! ……というのに、ちょうどそのタイミングでカメラのスイッチングがおかしなことになっている。中丸のいいところを映さず、急に水面下の映像が流れ始めたのだ。中丸がじゅんさいを採った場面をなぜか放送禁止扱いにする、『旅サラダ』制作陣の不可解な采配。採れたけど撮れてなかった、という皮肉だ。
兎にも角にも、これから中丸はじゅんさい採りに集中する模様。上級者は1時間で2キログラムものじゅんさいを収穫するという。さて、中丸はどのくらい採るのだろうか?