そして、その流儀がマシンガンズにとても合っていたようにも感じた。本ネタに入る前に出演者をいじる。アドリブか台本か分からない技術力はマシンガンズ、次に三四郎がトップレベルだったようにも見て取れた。

 準々決勝は金属バットvsマシンガンズの戦い。269対271でギリギリマシンガンズの勝利。自分らの営業先での珍事件、フリートークのような軽快な話で会場の笑いを誘っていた。

 そして準決勝、マシンガンズvs三四郎の戦い。284対256とぶっちぎりでマシンガンズの勝利。掴みから準々決勝での出来事を話す。司会席にいる松本人志さんをもいじるという入りで会場は大盛り上がり。本当に面白ければなんでもいいという形の漫才がそこにはあった。内容は自分らのエゴサーチの話、マシンガンズが「嫌い」というファンに対しての自虐を続けて笑いを取るという形で、二人ともプリントした紙を持って読み上げながら漫才をした。

「紙を持ってきたところがどうなるかというところですね、プロの審査員なら……」と、松本さんもその部分は不安を言っていたが、「THE SECOND」はお客さんの審査、2組とも枠にハマらない漫才というのもあってか、マシンガンズが容赦なく得点をとる。