5月20日に「THE SECOND」がフジテレビで19時から4時間放送された。そこに出演していたのは金属バット、マシンガンズ、スピードワゴン、三四郎、ギャロップ、テンダラー、超新塾、囲碁将棋の8組。ギャロップの優勝で幕を閉じた。

 尻上がりに盛り上がったマシンガンズは準優勝だったが、優勝以上のインパクトを残した。なぜ優勝できなかったのか。今回は1回目というのもあり、ネタ時間6分の使い方が分からないまま決勝メンバーも決まったという感じだった。そんな中、この大会で許されていた表現方法として、出演者いじり、固有名詞で掴みを取るのはいい、という部分だったんじゃないだろうか。その場にいない芸人の名前でも面白いならバンバン掴みやネタに入れてもいいんだよ、というふうにも見て取れた。

 ここが今までの賞レースとは大きく違う部分だったんだと思う。本来、他の賞レースでやるネタは3~4分で本ネタ以外のネタを入れるスペースがないというのもあり、笑いになっても作品以外の雑味の笑いの部分を入れるのは良しとされていなかった風潮があった。しかし、今回6分間というネタ時間、2回戦からのお客さんが200人くらい、かつそのお客さんがわりとお笑いに寛容で、勝敗のカギを持っている。というのもあり、今までと違う戦いが許されたようにも感じられた。