◆正妻と愛人のひりひりするような空気感

 ドラマ『夫婦が壊れるとき』第4話は、妻と愛人の対決から始まった。陽子(稲森いずみ)のクリニックに突然やってきた理央(優希美青)は、夫・昂太(吉沢悠)の愛人だ。理央は陽子を挑発するような言葉を並べ立てた。だんだんイライラしてくる陽子だが、検査で彼女が妊娠していることを知る。衝撃を隠して、それを伝える陽子。

 帰宅した理央が引き出しを開けると、そこにはすでに妊娠判定が出ている市販のキットがあった。彼女はわかっていて陽子を挑発するために出向いたのか、あるいは妊娠していることが怖くて確認をとりにいったのか。いずれにしても妻である陽子にショックを与えることはわかっていたはずだ。

 妻と愛人のひりひりするような空気感に息がつまりそうだ。