一方の中丸は、8時から釣りを始める。当日は釣り名人の平井さんがやって来てくれ、彼の指導で中丸は大物釣りをねらうというわけだ。

 で、案の定、猫背である。釣り竿を持つ中丸の顔が体より前に出ている。釣れるかどうかより、中丸の姿勢に心配してしまう。

平井 「あ、さっそく来ましたね、さっそく来ましたね。ゆっくり上げてみましょう」

中丸 「え、うそだろ。これ、来てます? なんもしてないんですけど」

 海に釣り糸を入れて10秒後、やらせのような早さで魚に食いつかれる中丸。彼が釣ったのはサバの子どもだ。

 しかし、このサバを餌にしてさらなる大物を狙うとのこと。また、子サバを釣り上げてそのまま生き餌に流すくだりが物凄いスピード感というか、スタッフの手際が恐ろしく早いのだ。まるで、台本があったかのようなよくできた流れ。

 でも、こんな細い竿でブリなんて釣れるのだろうか? 結果、大物の魚はすぐには釣れなかった。約1時間後、中継が再開されるまでにブリかクエを釣っておきたい。そんな期待を持たせ、「なかまる印」は一旦中断となった。