そんな若林さんは当時、芸人の先輩から「お前、なんで春日と組んでんの?」とちょくちょく言われていたことを明かします。ピンクベストを着用し始める以前の春日さんはあまり面白くなく、先輩芸人からは「あんなに面白さを感じなかったやつ、いない」と言われていたんだそう。「お前、絶対に誰か違うやつと組んだ方がいいよ」と言われていた当時の若林さんはしかし、春日さん以外の人と組む気はなく、春日さんが芸人を辞めるのであれば、自分も辞めようと思っていたと話します。

「それでドラマを見ていて……別に全然エモくないよ? エモくないけども。だからオードリーはお笑いじゃなくて、日大二高をやろうとしていたんだよ。だから、うまくいかないのよ。お客さんをリサーチして、お笑いとしてちゃんと受けるものをやるんじゃなくて、日大二高を持ち込もうとしてるから、みんなとやっていることが違うんだよ。だから時間もかかるんだよ。通訳的なスキルがいるから。

 で、今もラジオで全くそれをやってるし。俺、ドラマを見ていて『ああ、俺はお笑いじゃなくて日大二高をやろうとしてるから時間がかかっているんだ』って思うもん」と気づいたという若林さん。