さらには人気ライブ『グレイモヤ』に出演した際には「めちゃくちゃウケた」という理由だけでツイッタートレンド入りを果たすなど、しょっちゅう関東のお笑いライブシーンをザワつかせている。

 もちろんテレビ露出などはまだ少ないので、一般的な知名度はまだまだかもしれないが、お笑いファンの間では「永田敬介=面白い芸人」として着実に認知が広がりつつある状況だ。

 永田くんは人力舎に所属する33歳のピン芸人。今は主に「実体験をベースにした漫談」を各ライブで披露している。

 彼は2009年、早稲田大学在学中にお笑いサークル「早稲田大学寄席演芸研究会(ヨセケン)」で「スパナペンチ」というコンビを結成し、2011年『第1回漫才を愛する学生芸人No.1決定戦』で優勝を果たす。スパナペンチはそれがきっかけでスカウトされ、永田くんの友人だった真空ジェシカとともに人力舎に所属することとなる。

 ちなみに人力舎は基本的に養成所を経ないと所属することができず、過去にスカウトで入ったのはおぎやはぎ矢作さんとスパナペンチと真空ジェシカだけである。もっと言うと、のちに真空ジェシカ川北さんが「俺たちはスパナペンチのおまけで人力舎に入れた」と話しているように、当時は完全に「スパナペンチ>真空ジェシカ」だった。