真の敵は聖杯を手に入れようとするナチスの残党だと知ったインディと十字剣兄弟団は和解。シニアが捕らわれている城に向かうのだが……。

 1981年に公開された『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』は大ヒットを記録した。その後映画はシリーズ化するが、1作目を製作している時点でルーカスは三部作の構想を持っており、スピルバーグもそのつもりで監督をしていた。

 ところが2作目の『魔宮の伝説』の評価が低調で、興行的にも期待していたほどの数字ではなかったことから、二人は幕を引く3作目をどうするか、悩むことになる。

『グレムリン』でスピルバーグと組んだクリス・コロンバスが脚本を完成させ、ロケハンが始まったが、最終的にこの脚本にルーカスとスピルバーグが不満を感じ(ロケハンしてるのに)、これは没になり、コロンバスは企画から離脱。