最近ではハイトーンカラーのブリーチをしたヘアスタイルとパーマヘアを掛け合わせたヘアスタイルが流行しています。 しかし、気になるのが髪へのダメージです。 なので「ブリーチをしたヘアスタイルにパーマをかけてもいいのか」についてご紹介していきたいと思います。

【ブリーチ×パーマ】初めに

最近では「外国人風ヘア」などの透明感の強いヘアスタイルが流行しています。 この透明感のあるヘアスタイルですが、ブリーチをせずに再現することはできます。 しかし、透明感を出そうとするのならブリーチをした髪にヘアカラーを入れた方が、断然透明感が違ってきます。 なので、その影響からか全頭をブリーチする人が増えてきています。 みなさん知っていると思いますが、全頭をブリーチするのはかなり髪へのダメージがかかってしまいます。 なので、全体的にブリーチをするのを避けている人も多いのが事実です。

ブリーチした髪の毛にもパーマはかけられる!髪へのダメージは?
(画像=『lovely』より引用)

少し前なら黒髪や暗髪といった比較的ダークトーンなヘアカラーが流行っていたので、ハイライトなどの部分的なブリーチが主流でした。 しかし、外国人風ヘアは全頭をブリーチした後にそこからハイライトを入れています。 そしてその上からヘアカラーを重ねて・・・。と髪の毛への負担がとてもありダメージヘアになってしまう人も少なくありません。 また、外国人風ヘアではパーマをかけています。 なのでその上からまたパーマをかけたい!という人も多いでしょう。 ただ、そこで気になってくるのが「ブリーチをした後の髪の毛に、パーマをかけることができるか」ということです。 今回はそんな「ブリーチをした後の髪の毛に、パーマをかることができるのか」についてご紹介していきたいと思います。

ブリーチした髪の毛にもパーマはかけられる!髪へのダメージは?
(画像=『lovely』より引用)

【ブリーチ×パーマ】ブリーチとは?

まず初めにブリーチについてご紹介していきたいと思います。 「ブリーチ」とは、髪の毛に塗布するための脱色剤のことです。 脱色剤と言われれば分かりやすいのですが、その名の通り髪の毛の色を抜く薬剤となっています。 このブリーチ剤は普段みなさんがしてるヘアカラーにも、実は配合されているんです。 ヘアカラーに配合されているブリーチ剤には、60%のものがよく使われています。 ヘアカラーの仕組みは、このブリーチ剤と色味のあるヘアカラー剤を混ぜて少し髪の毛の色を抜いて、ヘアカラーを髪の毛にのせるようになっています。 なので、ヘアカラーも多少は髪のダメージがあると言われています。

その一方で、ブリーチと呼ばれているものは髪を金色や白色に近い色まで髪の色素を抜いていきます。 なので、普段しているヘアカラーよりも断然ダメージが強いというわけなんです。 このブリーチ剤はかなり薬品の力が強いので、ブリーチ剤の放置する時間や塗るスピードが遅いとムラができでしまったり、ブリーチ剤が原因で髪が溶ける原因となってしまいます。 美容院では2人がかりで施術を行ったりなど、特にスピードを要求される作業です。 セルフでブリーチをしたことのある人で「髪が溶ける」や「髪がチリチリになる」などの経験をしたことのある人も少なくありません。 しかし、しっかりと注意点を守ったり髪の毛の状態を把握しながらブリーチをすれば、ダメージを抑えつつ好きなヘアスタイルを楽しむことができます。

【ブリーチ×パーマ】パーマとは?

次にパーマについてご紹介していきたいと思います。 パーマには「コールドパーマ」というものと「ホットパーマ」というものがあります。 その名の通りコールドパーマは、髪の毛に熱を与えずにパーマをかけるもので比較的ダメージが少ないと言われています。 逆にホットパーマは髪の毛に熱を加えることで、パーマをかけます。 なので、コールドパーマよりも髪の毛へのダメージがあると言われています。 好きなヘアスタイルにすることができるパーマですが、やはりヘアカラーやブリーチ同様に髪の毛へのダメージがあります。 よって、パーマをした後の髪の毛はダメージヘアになる可能性が高いので、ヘアケアをしっかりとする必要があります。

また、デジタルパーマはさきほどご説明したホットパーマに分類されます。 なので、熱を与えることによってパーマネントウェーブをつけます。 ほとんどの美容院ではこのデジタルパーマを行っているところが、多いのではないでしょうか。 ですが、デジタルパーマはコールドパーマよりもダメージが大きかったり、仕上がりがパサパサしてしまうなどの意見から、最近では仕上がりがしっとりしていてダメージの少ないコールドパーマを取り入れている美容院も増えてきています。 ただし、コールドパーマはデジタルパーマよりもヘアスタイルの持ちがわるく、デジタルパーマよりも早くパーマをかけ直さなければいけません。 その点デジタルパーマは費用はかかりますが、持ちも良くパーマのかかりにくい人でもデジタルパーマならかかりやすいというメリットもあります。

【ブリーチ×パーマ】同じ日に

さて、今回ご紹介したいのはさきほどご説明させていただいた「ブリーチ」と「パーマ」を同時に髪の毛に塗布してもいいのか、ということです。 結果から言いますと、ヘアカラーとパーマを同じ日に施術してもらえる美容院は存在しています。 ホットペッパーなどを見てみると「その日にヘアカラーとパーマを施術できます」と記載されている美容院もあるほどです。 しかし、このような美容院は少ないです。 なぜかというと、どちらもやはり髪の毛へのダメージや負担が大きく綺麗な仕上がりにするのが難しいからです。 特に、デジタルパーマなどのホットパーマしか取り扱っていない美容院はなおさらで、もともとがダメージヘアの人に施術すると仕上がりが綺麗にならないどころか、失敗してしまう可能性もあります。 なので、ヘアカラーとパーマを同じ日に行うことのできる美容院は限られています。

また、これはヘアカラーの場合でブリーチをするとなるとまた少し違ってきます。 ヘアカラーでさえパーマと同じ日に行えない美容院もあるので、ブリーチを同じ日にするとなると断られる可能性が出てきます。 特に毛先などはダメージが蓄積していきやすい場所です。 その部分にブリーチとパーマを同時にしてしまうと、髪が溶ける原因となってしまいます。

【ブリーチ×パーマ】髪が溶ける!?

さきほど、最後の方にブリーチとパーマが原因で「髪が溶ける」という話題を出させていただきました。 この「髪が溶ける」というのは、ブリーチやパーマの薬剤が強すぎるために髪の毛へのダメージがひどく耐え切れずに髪が溶けるんです。 よく髪の毛が切れ毛になったり枝毛になったときって、髪の断面が白くなっていたりしませんか?

これは髪の毛の中にあるタンパク質が溶け出してしまっています。 このように髪の毛の中にあるタンパク質が溶け出してしまって、これ以上は無理!というところまでダメージが重なると、髪が溶けるという現象が起きてしまいます。 なので、特に毛先部分に枝毛や切れ毛のある人がブリーチとパーマを同時にしてしまうと、髪が溶けるという現象が起きやすくなってしまいます。

【ブリーチ×パーマ】毛先に注意!

特に注意しとほしいのが髪の毛の毛先です。 髪の毛の毛先はもともとダメージを受けている人も多く、ロングヘアなどのヘアスタイルの長い人は特にです。 傷んでしまった髪は元には戻らないので、さきほど言っていた髪が溶けるというのも毛先に起きやすい現象です。 この毛先はブリーチをするときにも、パーマをするときにも重心的にかける人が多いのではないでしょうか。 外国人風ヘアなら、グラデーションカラーをする人が多いので髪の根元よりも毛先の方を中心にブリーチをします。 パーマも毛先に当てるものなので、ダメージがだんだんと蓄積されてしまうのは毛先となります。

髪が溶けるという現象を起こさせないために、ブリーチとパーマを同時にしたい場合はまず毛先もそうですが髪の毛のダメージを無くしておくことです。 どういうことかというと、髪をロングまで伸ばしていきます。 もちろんダメージを極力抑えて、です。 そして、一番傷みやすい毛先をカットしてからブリーチとパーマをすることで、髪が溶けるということはなくなります。 ダメージは受けてしまいますが髪が溶けるということがなければ、その後のヘアケア次第で見た目は綺麗に出来るはずです。